災害に備えて準備はしっかりできていますか?
災害が起きたときに、できるだけ子供に負担をかけないように日頃からの知識・備えがとても大切です。今回は、お子様がいる家庭向けの災害時の知識・備えなどをまとめてみました。

【災害時に避難するタイミング】
台風や水害等の予想のできる災害時では、自治体等から避難情報が発信されます。
1. 避難準備・高齢者等避難開始 ・避難に時間を要する人(乳幼児、高齢者等)とその支援者は、避難を開始 ・その他の人は避難の準備をする
2. 避難勧告 ・速やかに避難場所へ避難する ・外出することでかえって命に危険が及ぶような状況では、近くの安全な場所への避難や、自宅内のより安全な場所に避難する
3. 避難指示(緊急) ・まだ避難していない人は、すぐに避難場所へ避難 ・外出することでかえって命に危険が及ぶような状況では、近くの安全な場所への避難や、自宅内のより安全な場所に避難する
子供を連れての避難は思っているよりも時間がかかりますので、避難を始めるべきタイミングは、一番最初の「1. 避難準備・高齢者等避難開始」の段階が良いでしょう。
避難する際は、子供は抱っこして徒歩で移動。抱っこ紐が使用できる年齢ならば、抱っこ紐を使用しましょう。抱っこの場合でも、安全のため靴は履かすようにしてください。
※瓦礫などで通れないことがあるので、ベビーカーの使用は避けましょう。
《準備リスト》
・オムツ
・おしり拭き
・粉ミルクまたは液体ミルク(最低でも3日分ですが、1週間分あったほうが安心です。)
・哺乳瓶(使い捨ての哺乳瓶ならあまりかさばらないので、おすすめです。)
・授乳用ケープ
・母子手帳
・保険証
・お薬手帳
・ビニール袋
・除菌シート
・靴
・着替え
・タオル
・絵本やおもちゃ
・お菓子
・子供用の非常食(離乳食の場合は市販のベビーフード等)
この他にも基本的な災害グッズは必要です。子供がいるとさらに荷物が多くなり大変ですが、避難の時子供とその荷物を持って行けるのか重さも確かめた方が良いかと思います。荷物は準備したけれど、いざ持ち上がらないでは意味がありませんので、ご注意ください。
◎空腹状態を作らないようにしよう!
小さい子供にとって、空腹というのは非常に強いストレスになります。
ミルクや離乳食やお菓子などは余裕をもって準備しておくと良いでしょう。
◎娯楽となるものを用意しよう!
小さな子供にとって、災害時の生活というのは想像以上のストレスを与えるものです。
おもちゃを用意しておくのはかさばるし、避難所などでおもちゃで遊ぶなんて周りに迷惑などと考えずに、用意しておく方が良いでしょう。
おもちゃを持っていかなくても、その場にあるもので何かしら子供のおもちゃを作れるようにレパートリーを増やしておくのも良いでしょう。たとえば、ビニール袋で風船みたいな物を作ったりもできますよね。子供の年齢によって準備するものは、異なってきますが子供にとって必要なものをしっかりと用意しておきましょう。
いつ起こるか分からないから、まだ準備しなくても大丈夫というのはとても危険です。いつ起きても大丈夫なように日頃から準備をしておきましょう!